2008年
06月
30日

43年間。親父、お疲れさん!
 日中、仕事をしていると、携帯に一通のメールが届いた。父親からである。宛先は自分の他、姉、妹、弟。

 「本日6月30日付で会社を退職した」とのことである。

 そうだった。今日は親父の退職の日だった。昨年度末で辞めるところを、訳あって先延ばししていたのである。

 飲み会の予定がたまたまキャンセルになったので、父を労うため、今日は早めに帰宅。久しぶりに酒を飲んだ。考えてみると、一緒に暮らしながら、夕食を共にするのすら久しぶりのことである。

 まさに団塊世代の父は、北海道の炭鉱町で生まれ育ち、高校卒業と同時に、「金の卵」として上京し就職した。以来43年間、会社人として生きてきた父。

 酒を飲みながら、しみじみ会社人生を振り返るということはなかったが、一言「43年間続けてきたことをやめるというのは、寂しいもんだ」と、明るく語る父の表情が本当に寂しそうで、胸を打たれた。

 とはいえ、明日以降も同じ会社の顧問として仕事をするのだそうで、明日がその初めての出勤日。

 父親からのメールに対し、自分は「住友信託銀行のCMではありませんが、明日は、お父さんの新しい人生の出発の日ですね。」という返事を返した。心からそう思う。
 

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